「まじめで几帳面」「融通がきかない」などの性格を自覚して、ふだんから無理をせず、ストレスの原因となるものを避けましょう。 他人の目を気にせず、肩の力を抜いてマイペースな生活を心がけ、すべての人に自分を理解してもらおうとは思わないように。
何事にも完壁を目指すのではなく、気持ちに余裕をもって「八分目ぐらいがちょうどいい」と考えるようにしましょう。
生活上の大きな変化があったときは、要注意。こころやからだに疲れがたまらないように、十分休養することが必要です。
 
物事に優先順位をつけ、大切なものから片づけましょう。「終わらなかったら明日」と考えたほうが効率的な場合が多いものです。 適度な運動はストレスに対する抵抗力を高め、気分転換にもつながります。ウォーキングや水泳など軽いものでも構いません。
自分ひとりですべてのことをこなそうとしないように。自分の能力以上のことを抱え込むことになり、ストレスがたまります。 家族や親しい友人などとのコミュニケーションは大切です。もし悩んでいることがあったら素直に相談してみるとよいでしょう。
 
 
「認知を少し変えてみよう」
うつ病になりやすい人は、決めつけ、全否定、深読みなど特有の思考パターンに陥りがちで、それがうつ病の引き金になってしまいます。この傾向に陥らないようにするポイントは「事実は変えられない。でも事実に対する受け止め方を変えればストレスは軽減される」と考え方を変えてみることです。うつの最大の要因、ストレスのもととなる出来事(ストレッサー)から引き起こされる不健全・非合理的な思い込みに対して、自分自身で「反論」し、建設的・肯定的・現実的な考え方に転換させていきます。ものの考え方(認知)を少し変えるだけでも、うつ病の引き金は減るのです。
 
 
以上のような心理面にアプローチするストレス軽減の方法は、アメリカで発展して、心理カウンセリングの分野では現在、世界的に主流を占めています。精神科医アーロン・ベックによる「認知療法」や、臨床心理学者アルバート・エリスによる「論理情動行動療法」が特に有名です。