学童期(7〜11)勤勉性と劣等感  表紙に戻る
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一生懸命に物事に取り組むことや、達成する満足感を獲得する。
この課題が達成できないと劣等感が強くなる。

小学校へ入る頃になると、さらに外へ目が向かいます(視野・行動範囲の拡大)。

これまでに獲得してきた自立性や自主性をもとに、新たな冒険をするようになります。

人間に関係も、家族、両親から仲間へ移っていきます。仲間意識が芽生えはじめ(ギャングエイジ)集団生活するための技術や知恵を学んでいくことでしょう。これが、今後の社会適応になります。

遊びや空想の中にいたものが、現実的に「達成感」を求め、感じようとします。

達成すること、達成感によって、自分が人に認めてもらえる手段であることを知ります。小学校では、学業はまだ未知の世界です。

その中で、「できた!」という達成感への喜びを学びます。そして、「やればできる」という自己効力感を得ていくことも大切なことになりますが、この時期は、それぞれの努力や忍耐なども要求され、挫折や失敗によって劣等感を持ってしまいがちです。

小学校の中学年:3,4年生頃には、自我の目覚めがあり、自尊感情が一時的に低下するといわれています。このようなときに劣等感などが強く残ってしまうと、否定的自己像が作られやすくなります。

ワンポイント

大人であれば、結果を求めてしまいがちですが、
お子様の努力と「がんばった」ということを認められるといいと思います。

そして、励まし、次のお子様の努力へ導いてあげるのです。努力してもできないと思いがちですが、努力の意味、努力へ自分を向かせることができないでいることを理解してあげてください。

些細な達成感であったとしても、劣等感よりも、達成感が強ければ、成長過程において、特に問題はないように思います。

本人ができるできないということではなく、その能力をどう生かしていくかを本人が気づいていくことができればいいでしょう。

ご両親は、この頃から変化が見られはじめます。我が子の成績です。成績だけではなく、人間関係も徐々に変わってくることでしょう。

他のこと比較してしまいがち、お子様の気持ちと裏腹に、ご両親が劣等感を持ってしまいがち、あの子は「ひいき」されているなど、思い込むこともあるでしょう。自分の子をどれだけ見てあげているか、その見方はいかなるものかをお考えください。

その見方によって、お子様は、それに答えようとするのです。両親同士のぶつかり合いもあるでしょう。
そんな時、お子様のことを本当にお考えになっておられるのでしょうか。我が子の成績を上げたいのなら、成績を上げているご両親、学校の先生とよくお話されることをお勧めします。

子育てにおいて、ご両親は無意識のうちにお子様に気を使い、世間に気を使い、かなりのストレスを抱えている人は多いようです。
お話をすることで、知らなかったことを気づかせてもらえると、心は少し楽になると思います。
話す相手が多くなればなるほど、安心感も生まれ、お互いのお子様に対してのサポートもできるようになるのではないかと思います。生活経済環境に違いはあっても、我が子への思いは同じものと信じます。