青少年のなりやすい心身症と自律神経失調症  表紙に戻る
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■まずは青少年とストレスについて考えてみる

子供も大人と同じようにストレスを感じていますが、

大人よりストレスに対して敏感であり、傷つきやすいことを

知っておくことは必要です




未熟であること、すべてが初体験であり同じ原因のストレスでも、子供によっては精神的衝撃を大人よりも強く感じやすくなっています。

ストレスに対する表現の仕方は、語彙(ごい)が少ないなどのことから、言葉で表現することが上手にできません。

辛い状況になっても、ひたすら我慢しながら耐えていることが多いでしょう。

大人よりも柔軟性があります、時間とともに治る場合もありますが、その子の限度を超えてしまうと理解できない行動になってしまったり、心身症の症状が見られる場合もあります。




不登校児童、生徒の中には、両親が子供を連れて病院に行き

「自律神経失調症」の診断書を持ってくる場合もあります。




一般に「自律神経失調症」は幅広い意味で使われています。

多くの場合、明確な診断名としては、用いられていないようです。

うつ病や統合失調症の場合、自律神経失調症と記載されることがあります。

前にも述べたように、体内のどこかが、一時的にバランスを崩してしまっている病気です。

血液の流れ、食物の消化吸収、ホルモン分泌、体温や脈、血圧の調節などをコントロールしているのが自律神経です。

ストレスによって、自律神経失調状態となったとき、自律神経失調症であり、また、心身症でもあるのです。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、両方の神経の働きのバランスが崩れてしまうことによって、下痢や便秘になり、また低血圧になったりします。

朝起きられないと「おなかが痛い」「頭が痛い」といった症状は、失調状態からきている場合もあります。

「たるんでいる」「気持ちの問題」などで、片付けず様子を見たり、同じ状態が続くようなら、病気を疑ってみることも必要です。

その時は、小児科を受診してみたらいかがでしょう。