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▼拒食症(神経性食思不振症)
▼過食症(神経性過食症)
▼内科的検査
▼何科に受診したらいいの?
▼継続した治療を行う
▼摂食障害の回復過程を見守る



摂食障害について

拒食症と過食症に分けられます。

拒食症・過食症(摂食障害)は「思春期やせ症」ともいいます。

胃腸やホルモンなどは異常がないのに、何も食べられず、「体重が25%以上も減って衰弱してしまう」「生理が止まってしまう」「盗み食いをする」「食べては吐く」・・・などの症状です。

アルコール依存症などの薬物依存を伴うケースもあるようです。

摂食障害では、自傷行為や自殺企図、万引きなどの反社会的な行為も見られることがあります。

10代〜20代だけではなく、結婚後の女性にも増加傾向があるようです。

女性になることへの拒否や母親としての葛藤などが強いことが要因という説もありますが、はっきりとした原因は不明で、決定的な治療法が確立していない状況です。


拒食症(神経性食思不振症)

強いやせ願望や肥満恐怖症などがあって食べようとせずやせてしまいます。
ダイエットをする人はとても多くなりました。

ダイエットをしてもなかなかうまくいかないのがむしろ普通ですが、反対に体重が減りすぎてしまうことがあります。

そうして栄養失調の状態になってもほとんど食べることができず、それどころかさらに体重を落とすことにこだわるのも拒食症です。


過食症(神経性過食症)

拒食症とは反対に過食するのですが、食べては掃くことの繰り返しによって著しくやせてしまいます。

短時間に多量の食物を食べ、その後は嘔吐しては、また下剤を飲んだりして体重が増えないようにします。

過食後にはうつ状態になることも少なくはないようです。


内科的検査

貧血、血清たんぱく量の低下、低身長など、CTやMRI検査では、脳の萎縮もみとめられる場合もあります。

活動性は以前よりも良くなることもあります。重症の場合は、命にかかわる場合もあります。


何科に受診したらいいの?

摂食障害では、無月経を訴えれば産婦人科、うつ状態や自傷行為があれば精神科または心療内科、栄養失調があれば内科や小児科と、問題の症状によって異なります。

拒食症で、栄養状態が悪くて浮腫(むくみ)や歩行困難などをきたしている場合や内科的な疾患を持っていれば、入院治療が必要になります。

しかし、入院治療すれば治癒すると考えるのではなく、社会復帰などへの支援や契機などと考えるほうが良いかもしれません。

退院後も続くであろう動機付けを行うのです。

治療目標は、標準体重の90%で、月経があることになると思います。

拒食症である多くの人は、拒食症だと思ってはいませんし、病気に対する病気への認識が欠如しています。

病院受診の際は、態度や声かけに十分配慮することが必要かもしれません。


継続した治療を行う

やせたいと思う女性に対して、色々な民間療法やエステ、認可されていない薬品などが販売されています。

高額であったり、全然効果はなかった、深刻な副作用などを及ぼしたりする場合もあります。

専門的な医療機関や保健所に相談しながら、良い方法などを聞いたり、医療機関の紹介をしてもらうと良いと思います。


摂食障害の回復過程を見守る

摂食障害の治癒には、人それぞれ程度にもよりますが時間がかかります。

見ているということは、苦しいことでもありますが、長い目でみまもることが重要です。摂食行動の問題だけではないこともあります。

摂食行動の背景には、自己否定間や性格的な悩みを抱えていることも少なくはありませんし、根気よく修正していく必要もあるのです。

ご家族や友人との人間関係が救いになることがありますので、拒食症・過食症であることだけではなく、本人への理解も必要になります。

やせたいという気持ちは持ってしまっているものですから、否定することはありません。

時には、話は聴くけど、あえて何もいわずに見守ることが、本人にとっていいこともあります。

良い対応についても相談しながら接してあげてください。
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