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抑うつ症状

抑うつ気分、意欲の低下、不安感、焦燥感、無気力、集中力の低下、
判断力の低下、興味の低下、喜びの低下、非哀感、自責感、罪悪感、
自殺年慮、自殺企図など

うつ病と伴う身体症状

睡眠障害、食欲低下、倦怠感、非量感、めまい、頭痛、頭重感、肩こり、
胃痛、腹部膨満、微熱、性欲減退など

DSM−IVによる診断(診断基準参照;短縮)

@抑うつ気分
Aすべての活動に対する興味や喜びの著しい減退
B食欲減退、著しい体重減少
C毎日の不眠または過眠
D焦燥感、制止症状
E疲れやすい、気力の減退
F無価値感、強い罪悪感
G思考力や集中力の減退、決断力の低下
H死について何度も考える、自殺念慮、自殺企図
9つのうち@かAを含む5つ以上が一日中、
  2週間以上にわたって存在すること

さらに
・著しい苦痛または、社会的、職業的、
 また他の重要な領域における機能障害を引き起こしていること

・薬物依存など薬物によるものや身体疾患によるものではないこと

・愛するものを失ったなどの死別反応ではないこと


うつ病の三大妄想(重症時)

「心気妄想; 貧困妄想; 罪業妄想」

身体症状が主体で、抑うつ気分などの精神症状が目立たないものを「仮面うつ病」といいます。治療は、うつ病と同じようです。

抑うつ気分の特徴
朝に最も悪く、時間とともに良くなり、夜には良くなるパターンが多いようです。

うつ病の80%以上は何らかの誘引があります
異動、転勤、昇格、転居、離婚、結婚、病気など。

生活上の大きな出来事をきっかけとして発症しますが、原因ではありませんので、環境を変えたとしても、うつ病は良くなりません。環境を変えて改善された場合は「適応障害」が疑われます。大きな出来事がなくても、慢性的にストレスを感じるような状況が誘引となるとも言われています。

うつ病になりやすい性格

循環気質

-社交的、陽気、活動的、情にもろい、お人よしなど

執着気質

-仕事熱心、凝り性、徹底的、几帳面、まじめ、責任感が強いなど

メランコリー型性格

-秩序にこだわり、他人に献身的に尽くし、過度に良心的で、

些細な失敗で強い罪悪感を抱くなど


うつ病への対応

励ましや気晴らしは禁物です

ご存知のように、うつ病では、『頑張れ』などの励ましは禁物です。

本人は、今精一杯頑張ってるわけですから、それ以上頑張らなければならなくなりますし、頑張れないとしたら絶望感が生まれてしまいます。

また、気晴らしにといって旅行などに行くのも禁物です。

楽しめたものが楽しめない状況ですのですから、さらに落胆してしまいます。

状態によっては、友人に合うことも進められません。

しかし、うつ病や本人についても理解ができている友人であり、話し合える関係ならば別です。

その友人によっては、気づかいもあり、疲労するでしょうし、友人の言動行動から、抑うつ症状が強くなることもあります。


原因を追究しないことです

うつ病になってしまうと、そのうつ病を説明するような原因はありません。

経験豊富な方や心理的なことがわかっている人ほど原因を追究しがちです。

ここに、先入観や決め付けなどによって、原因はこれだと思い、自分の経験で、こんなことぐらいでと思うこともあるでしょう。

しかし、本人にしてみれば、とても重いものであることを考えてあげてください。

原因はないのに、原因を問いただすことになりやすくなります。

ストレスを人よりも強く感じやすい性格が明らかであっても、その性格は責められるものでもありませんし、社会的にはむしろ望ましい特性を備えているのです。

防衛機制というものがありますが、それぞれ方法は違いますし、心身への負荷が過剰である場合でも、その性格によって自分を守ろうとするのは当たり前のことなのです。


活動の始め方について

いくらかでも症状が軽くなってくると、自分が良くなったことを確かめようと、何かしらの行動を起こします。

これは、自信をつけたいという気持ちも理解できますが、自身を失うリスクも高いのです。

焦らなくでもいいんです。

行動のペースもゆっくりと、ストレスや疲れをためないように休息をとりながら行動してください。


頑張れといわなければいいの?

いいえ違います。

頑張れ、頑張るなといっても、本人は頑張ってしまうのです。

本人のしていたこと、今行った行動は、精一杯の行動なのですから、状態にもよりますが、できた事を見守る、出来た事はすばらしいという気持ちを贈ることでいいかもしれません。

正直、声かけはとても難しいかもしれません。


うつ病である事実を理解すること

日常生活の中で、誰もが抑うつ気分を持つことでしょう。

しかし、上手く気分をコントロールできればいいのですが、うつ病では、そのコントロールができません。

病識を持つこと、病気であることを理解することは相互で必要になります。身近であれば、家族の理解ということになります。

しかし、自分より目上、両親などでは、その理解が難しいこともあります。

年配であれば、人生の苦しみを乗り越えてきているので、甘さややる気の問題にしてしまいがちです。

努力不足や性格のせいではなく、うつ病であることを理解してあげてください。

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