■06.おとぎ話
私の名前はルナ。
お母さん譲りの金色の髪に、お父さん譲りの緑色の目の色。
結構自分でもこの容姿は気に入ってるの。
それでね、お父さんとお母さんの名前は、アスランとカガリって言います。
お父さんはね、いつも優しく笑ってくれるの。
悲しいことがあると、私はすぐにお父さんに抱きつく癖がある。
『お前は、お母さんと同じだね』って何時も笑って髪を撫でてくれるの。
お母さんは凄く強い人。
私の性格はお母さん似らしくて、キラ兄さんに笑われる。
キラ兄さんは、本当は叔父さんなんだけど、キラ叔父さんっていうと泣くから言わないの。
何時も傍にはラクスお姉ちゃんがいる。
凄く優しくて綺麗な人。
あれ?話がずれちゃった。
そうそう、お母さんの話。
私はお母さんの昔話を聞くのが一番好き。
まだ、ナチュラルとコーディネーターって言葉で戦争が出来た時にお父さんとお母さんは会ったって言ってた。
お母さんの話は楽しいし、悲しい。
戦争のお話は悲しいけど、もし戦争がなかったらお父さんとお母さんが逢ってなかったかと思うと少し複雑なの。
これは内緒ね。
二人は戦争は悲しみしか生まないって言うのが口癖だから。
優しいお父さんとお母さん。
間に挟まれて寝る時が一番幸せ。
もう私は七歳だけど、まだここで眠っていたいの。
お母さんに『ルナはいつまでも甘えんぼ』って言われちゃうけど。
だから、今日も一緒に寝るの。
でも、今日は少し眠れないみたい。
今夜はお父さんがおとぎ話をしてよ。
ね、お父さん。
あ、笑ってないでお母さんも何とかってよ。