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| 一月2日 NZに向けていよいよ出発です。 ちょうど、2年ぶりの釣行。 あわよくば、前回、釣ることが出来なかった巨大ブラウンを狙って。 pm6:30成田発_クライスト・チャーチ経由_オークランド行き。 |
門松が飾られた成田空港 |
ここで引き下がっては男がすたる・・・勝負! ”そのままでお願いします” ”それでは、ここに、壊れても文句を言わないってサインをお願いします。” う〜む! 綺麗なだけじゃなく、なかなかやるの〜。 |
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購入したときのVisaカードを提示することも無く、搭乗券を渡される。 乗り込んだ機体はボーイング777で前回より小さいかしら? 横に3−3−3の座席配列、前後の座席間は狭い。通路側に席を予約したから、奥の人がトイレに立つときには、席を立たなければならないけど、気兼ねなくトイレに立てるのはいいね。これよりもっと良い席は真ん中の通路側だってことに気が付いた。 大抵はカップルだから、カップル達は、反対側に出れば良いので、お互いが睡眠の邪魔をすることがないのだ。 前の座席の背に液晶パネルが付いていて、映画やゲームが出来るようになっているのだが、コントロールパネルの反応が鈍いので、説明書どうり操作しても、そのとうり動かない、結局、操作が出来ずにや〜めた。 機内食はチキンとオムレツの2回で、翌朝にはクライスト・チャーチに到着。 |
| 機内清掃の間、厚紙のカードを渡されて、出発ロビーに降りるが、そこには、何も無い。捜し歩いたけれど、喫煙所が無い。一時間ほどで再搭乗してオークランドには、ほぼ定刻どうりのpm12時半に到着(おおよそ14時間のフライト)。 空港内の銀行での両替(1$=¥88.57)。 日本での両替率と大差が無いようだが、余ったドルを円に両替するのはNZでは80円前後だったから、大量に余らした人には有利。 出国時に逆両替をチェックしておくとよいかもしれない。何しろ、日本では差額が大きすぎる。 私は残った額も少ないので、両替をせずに、まだ財布の中にある。 この両替以降、金銭感覚が全く無くなったので、何が幾らとか、全く記憶に残っていない。 一月3日 |
| NZ#1ご夫妻とは2年振りの再会。 挨拶もそこそこに、予約がしてあるモーテルへと向かう。 途中のロトルアの釣具店で3日間のライセンスを購入(一日は開始時間から24時間の計算になるので、最終日の終了時間を考慮するか、しないかで、一日の違いが出る)。 さらに、タウポ地区は別ライセンスなので、2日分のライセンスを購入(勘違いで、後に、タウポで更に一日分購入するのだが) 3X = $55.50 タウポ24時間 = $15.50 100Km/hでの走行。 久々のニュージーランド。 空が違う、大地が違う風景。これだけでも、気分爽快。 |
日本で宣伝してくれと名刺を三枚渡された |
到着したムルパラのモーテルは四軒長屋。 それぞれに、リヴィングとベッドルーム。両方でベッドが三つ付いていて、宿泊費は二人/二日で$160。 キッチンには調理器具と食器が用意されているので、食料を持参すれば、自炊が出来る。 と言うよりも、レストランがないので、ファーストフード(ハンバーグとポテトを注文して30分とは決して早くない)のテイクアウトかコンビ二風スーパーで買い込み、自炊するしかないのである。 ファーストフードは5時、スーパーは5時半に閉まってしまうので、買出しには注意しないと晩飯抜きになるかも知れない。 ムルパラにはこれ以外に酒屋兼、バーが一件とガソリンスタンドがあるだけ、昔は木材で賑わったらしいが、今は閉鎖した店ばかり立ち並ぶ。 因みに、私たちはハンバーグとポテトを持ち帰り、そのほかにスーパーで東南アジア風カップヌードルとグラタン(冷凍食品=モーテルの共有スペースには洗濯機と電子レンジが置いてある) ハムの切り身、パン、グリーンリップマッスル貝?の酢漬け、野菜サラダ、りんごを買い込んだ。 カップ麺はカップヌードル味、グラタンはグラタン、ハムはハム、グリーンリップマッスルは牡蠣味、一回り小さいリンゴは昔懐かしい味。 ってなことで、シンプルにして違和感の無い豪華な食事が出来た。 そうそう、ビールはなかなか美味い。 若い?ここのオーナーは気さくでとても親切、後に起こるアクシデントにも献身的に動き回ってくれた。 |
| いよいよ戦闘開始。 モーテル到着直後に道路沿いの川を偵察。 キャストも、仮にヒットしてもランディングが難しそうな流れを覗き込んでみてもライズは無い。 更に上流に行き、橋の上流から入って、2〜300m遡上してみたが、反応が無いので戻って来た。 この間に、上流から下りて来た人と、下流から二人の釣り人を連れたガイド氏一行と入れ替わったので、ポイントであることには間違い無いと思うのだが・・・。 帰り道で上記の買い物をして、夕まずめまで、一旦、宿に戻って休息。 |
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夕まづめ ランギタイキ川のアニウエア湖を回りこんだ流れ出しの小川。 まるで鉄条網を張り巡らしたような、攣るバラの中を行軍。 NZ#1さんはグングン進む、後に続く私は、”イテ!イテテテ” 叫びながら追従、正に棘の道。 鋼鉄でも仕込んだウエダーなのか、肌が硬いのか、それとも鈍い?・・・おっと、失礼。 幅4〜5mの小川にライズがない、ニンフを流しても反応がない。 急遽、別の場所に移動する。 今度は、大きなな波紋に期待が広がる。ウエーダーに履き替えるのももどかしく思えて、キャストを開始するが、届く距離ではない。それでも、届く距離でキャストを繰り返す事、数投でラインが張った。 ”掛かった!” 叫んだと同時にジャンプ一発、そのままラインが、スーっと軽くなった。 少し離れた場所を偵察していたNZ#1さんの問いかけに ”ちっちゃい、ちっちゃい!” まだ、余裕。 しかし、その後はかすりもしない。 反対側で偵察していた#1さんが何やら騒いでいるが聞き取れない。やがて暗闇の中からタモに入れた巨大なブラウンを下げて現れた。 記念写真を撮って、初日が終わった。 |
何とも!この不敵な笑い |
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一月4日 早朝、#1さんが起きる音で目が覚めた。 前夜セットしたプロトレックの目覚ましが鳴らない。 オークランドに到着したときに、デジタルは日本時間のままで、アナログ針だけを4時間進めて合わせたので、目覚ましのセットは日本時間に換算して、って合わせたのに。 え〜っと、+4時間の時差だから、4時間足して9時でよしっと。 その後、pm1:00に鳴り出して、 ”#1さんに4時間引くんじゃないの” って言われて・・・ そうです! 4時間引くのです。 時差ボケじゃなくて、単なるボケか〜? (6時頃に明るくなる、夜は9時ごろに暗くなる) |
早朝のランギタイキ川についた時には、大きな波紋を残してライズしている。川幅のある中央や覆いかぶさった潅木の先でのライズで攻められない。数十m離れた対岸でジャンプしたブラウンはデカイ、二尺玉か。 観察していると、半径10mくらいの円を描いてクルージングしている茶鱒がいるのがわかる。しかも、そこなら、何とか届く。早速、先周りして回ってくる先にキャスト、デカイのが向かって来る、向かって来る。 ありゃ!・・・ 少し手前で右に回っていちゃった。 数回繰り返すが全く興味を示さない。 ボートに乗り込み、中洲へと進む。中州先端を回り込んだ頃から、ボートの先へと泳ぐブラウンが見える。 その先でライズも見えて期待がふくらむ。 ボート上からのキャスト・・・出ない。 さらに進んで、膝上の深さで、ボートから降りてキャストするが、出ない。目の前を横切って行くブラウンが見えたり、離れた場所でのライズが目に入り、絞りきれない。 密かに、NZでもカンタンの有効性を証明しようと思っていたのに・・・期待から、”こんなに居るのに〜”に変わっていき、やがてライズも無くなってみごと撃沈。 一旦モーテルに戻って休み、夕まづめに向けて、別のポイントに行く事で話がまとまり、この場所を離れた。 |
モーテル前の舗装道路 |
二時間ほど休んで、pm3時頃に夕まづめまでの予定で出かける。 ムルパラを出て少し行くとジャリ道のダートコース。 まるでテレビで観たラリーコースのように土煙を上げて疾走。 2年前にも似たような道を走ったな〜 って、それもそのはず、あの時は反対側のタウポから走った道とか。 ”あの時、完治さんは100kmで走ったんだよね〜。私にはとても、とても”と言いながら、メーターは90kmで跳ばす#1さん。ジャリがバラバラと車体に当たる音が続く。 そのうち、ジャリとは言えぬ拳大の石ころ道に突入。音がドンドン、ボコ、ボコに変わりました。 途中で、二年前にNZ釣行の難しさの洗礼を受けた運河を通過。 車を降りて覗いてみるが、橋からでは、水面に変化が無い。ここが、目的地ではないので、更に南下してポイントに到着。 早速、第二ラウンド開始と思いきや、#1さんはオイルの臭いがすると言い、車体下を覗きこんだ瞬間 ”マズイ” と叫びます。 私も覗き込むと、後輪の車体中央のあたりからペットボトルを逆さにした様なオイル漏れ。 |
どうやら、先ほどの石ころ道でやられたようです。 一瞬、何のオイルかは解らなかったけど、このままではまずいから、ムルパラに引き返そうとUターンして30kmの道のりを戻る。 車中では、”オイルの警告ランプは点いてないぞ!”、”後輪付近だから、デフで、センサーはついてないじゃ無いか?” とか詮索しながら走る。 デフの潤滑オイルなら、何とかたどり着けるかなと思いつつ、発熱して焼きついて、ロックしてしまう可能性も考える。まっ、最悪はJAFを呼べばいいかって・・・。 ところが、戻ってから聞くところによると、携帯電話は圏外だったとか。 ムルパラにたどり着いたのは6時近くで、ガソリンスタンド兼修理工場は閉まっていた。 仕方なく、モーテルに戻ると、オーナーが出てきたので事情を話すと、エンジニアは休暇に入るはずだから、連絡が取れないので・・・、 兎に角、明朝開いたらすぐに連絡をしてくれるとのこと。更に、最悪の場合は、タウポまで送ってやるから、そこで、レンタカーを借りたらどうかと言ってくれて、こんなときは、酒盛りして待つしかないだろー って。 それもそうだな って酒屋にビールの買出しに行く。 ここは、酒屋というよりは、村唯一の社交場バーの一角が酒屋になってるみたい。まるで西部劇に出てくるような部屋の中は賑やかだった。 さすがに、その中に入って呑む気にもなれず(ちょっと、恐い気もして)、 ビールを箱で買って宿に戻る。 |
| 往復する間に一台も車と擦れ違わなかった。 電話も通じないとなると、もし動けなくなっっていたら、徒歩で戻るしかなかったのか。 30kmだと一晩中歩いてたどり着けるかどうかの距離。それも、体力があればの話。 食料を持っていないので、川で鱒を捕獲しながら、誰かが通りかかるのを待つ。 そして、2日、3日・・・何時しか、誰が見たのか、ムルパラ辺りの噂として、 ”髭ボウボウの日本人二人が、車に泊まり込みながら、釣りをしている。” 心優しい、キューイ達は ”そんなに、夢中になっているなら、そっとしておいてあげようじゃないか!” ”そうだ!そうだ!” となって、村議会では ”その日本人が居るエリア30km以内は進入禁止”条例が可決されて、2年〜3年。 こうして、二人は神の技を身に着けていきました・・・ |
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ってなことが起きたかもしれないな〜。 #1さんは奥さんに電話をしたり。 完治さんに今の状況を電話で連絡していました。 完治さんには、状況によっては、ムルパラまで迎えに行く。仕事がお忙しいのにこのように仰っていただいたりして、ご心配をおかけしました。 明日にならなければ修理にどの位かかるのか解らない。 修理に2〜3日掛かるようだと、タウポでレンタカーを借りた場合に、修理ができたらここまで取りに来て、タウポに返却に戻らなければならない。そうなるとドライバーは二人必要だからレンタカーを私が運転する事になる。今回は国際免許を取って来た(大宮のソニックシティーで、ものの20〜30分でもらえた)ので、運転はできるけど、右折優先ルールはちょっと不安。出来るでしょ。 そんなこんな話をしたり、考えたりしている内に、隣に宿泊していた新婚さんが釣行から帰ってきました。 |
”今晩は、 どうでした?” ”いやはや、これこれ云々で、車が壊れてしまって〜!” ”あら〜!それは大変なことに・・・” ここで、#1さんの強引な一押し・・・m(_ _)m ”夕まずめにお出かけですか? もし、お出かけならば、NZ#24さんだけでもご同行させて頂けませんか? 何しろ、#24さんはNZに来て、まだ一匹も釣っていないのです” 私の心の叫び :#1さん、そんなに大きな声で強調しなくても!・・・身長がホビットになって、面目ない。 一日中釣りをしてお疲れにも関わらず、 ”どうぞ!どうぞ! いいですよ” って 快く、引き受けてくださった、小○さんご夫妻。(実名をお出ししてよいか、解りませんので、伏字に) |
カディス#12に来た430mmの初虹 |
7時頃に同行させて頂いて、小○さんが前日に入ったポイントに案内される。 川を渡って中洲に入り、前日に良かったという流れの方を譲って頂く。益々、かたじけない。 ポツポツとライズが有るけど、私のフライには反応をしてくれない。 9時ごろには真っ暗になり、私以外の3人は中州の先端で話をしています。後で聞いた話だが、#1さんがそろそろ、引き上げましょうと申し出たところ、ご夫妻は、もう少し、納得するまで待ちましょう と仰ってくださったそうで、 何にも見えなくなり、私も、そろそろ、終わりにしようかと、思った瞬間に、ズン! とロッドが絞られ、 ”きっ来たー!” 叫びます。 透かさず、3人も駆け寄ってきます。 大きくは無いけど、初物です。ううう〜嬉しい! 皆様のご厚意の賜物です。 嬉しい! 記念写真を撮って終了です。 車に戻り、空を見上げれば、満天の星空。 #1さんの解説でサザン・クロスとオリオン座。オリオン座は日本で見るのと同じようだが、頭が下で、逆さですよ ってホントだ。 |
宿に戻って、少し飲みませんか? 何もないので、ビールでお礼のつもりが、逆にワインとお手製のサラダをご馳走になってしまいました。 新婚旅行はモンタナに半年前に行き(ご主人はモンタナには5度行ったそうな)、NZは初めての釣行だとか、そんなこんなのお喋りをして、楽しくすごしました。 こちらの突然のアクシデントで知り合いになりました。 温かいご厚意に感謝致します。 有り難うございました。・・・m(_ _)m |
一月5日 早朝起き出し、車を動かせないから徒歩で宿近くのランギタイキ川を覗いてみる。 橋下で30cmほどの虹を見つけるが、キャストするまえに消えうせた。 上流に向かって偵察歩行で進むと、エグレの淀みにブラウンが定位しているのを発見する。 相手もこちらに気づいたのだろうか? 目を離した隙に消えていた。ニンフを流してみるが反応はない。この間に更に上流に進んだ#1さんがニンフで掛けたのが見えたけれど、ランディングはできなかったとのこと。 上流にはそれ以上進めず、戻って、橋より下流へと向かって100mほどで背丈以上の草むらにぶつかる。それでも進むと、川面に出た。 右に折れ曲がる良いポイントなので、ウエットで攻めるが反応がない。 そろそろGSが開く時間なので、宿に戻るとオーナーが既に連絡をとっていてくれて、早速オーナーと#1さんはGSへと向かった。 しばらく待っていると戻って来て、セルフタップと強力パテで、穴を塞げれば、オークランドまで戻れるだろーとのこと。 不安は感じるが言葉を信じて、待つこと二時間(am11:00頃)で出来上がって来た。 (帰国後の情報では、アルミ溶接をして完全に修理が出来たとのこと。安心しました) 整備工とオーナーに厚く礼を言って出発です。 修理したとは言え、仮補修ですから、舗装道路を走り、時々チェックをしながらタウポへと向かことにします。 |
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地熱発電所 と 羊 |
| 広がる牧場を、正面には雪を頂いた山を見ながら、スピードはやっぱり100kmです。 | |
途中、道路のすぐ脇から入れるワイカト川の様子を見ることにして、脇道に停車。 2年前に来たときには、増水していて入れなかった場所です。 今度は大きな岩で車が入れぬようにブロックされています。先行者の車が止まっているけど、徒歩で入ってみましたが、やはり、絶好の場所には先行者。 小道をそれて川を覗くと、2mほど下の川の中に大物がゆらゆら。ニンフを投げたら、藻に隠れた。 たいして時間も経たぬ内に、子ども連れの先行者が引き上げたので、そちらに移動します。何度と無く、#1さんが大物を釣り上げた場所だとか。 但し、対岸の木の下が大物ポイントなので、藻と砂で足が埋まる川を進まなければならないのです。 大昔、湖の湿地に足がハマリ、怖い思いをしたことがあるので、こんな、何処まで埋まるかわからぬ場所は嫌です。まして、腰まで浸かって・・・ 難所を抜けて川の中央から、対岸の木の下上流を狙って、フェザント・テール・ニンフを対岸ギリギリに流します。 ”絶対いる” の言葉を信じて、しばらく流していると・・・・ とうとう来ました、きました!グングン曳きます。飛び跳ねます。 |
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巻き上げ、寄せて来ると、ホーム・リバーでも良く目にする光景のレスキュー隊の出動です。 もがく虹の後ろに、ざっと数えて 5〜6本の鱒がついて来る。こんなに一度に来ないで〜! 場を荒らしたので、無理か?と思いつつも流し続け・・・ 2本目が来ました。少し大きい。近づけ、浮き上がらせると、薄皮一枚のニンフ丸見え。危ない、あぶない って寄せてきたけど、ランディング寸前でバラシ。 この後、反応が無くなり、引き上げることにして、再度、大物がいたポイントを覗いてみれば、居ます、います、1,2,3・・・ 足下の並んだ2本を狙って、ニンフを流してやったら、先頭の虹が振り向いた。とっかえ、ひっかえ、流すこと数十分。 先頭が喰らいついた。キューんとラインが曳き出されるが、上流も下流も倒木と対岸の枝が覆いかぶさった厳しい場所。 潜り込ませて成るまいとテンションを掛ければ、大ジャンプで、見せた全魚体は ででデカイ!・・・大袈裟じゃなく二尺玉か?! 下流の倒木寸前で更にテンション掛けたら、再度、大ジャンプ。 着水した瞬間にスーっと力が抜けて、 じょっ冗談でしょ〜? |
| 冗談にすることも無く、3Xのティペットを断ち切っての逃走。 #1さんの心の叫び ”相手からも姿丸見えで、何度も何度も投げて・・・アホか! つれる訳なかろ〜が” ”信じられな〜い!” 私の心の叫び ”えっへん! どんなもんじゃ。 こんなの軽い軽い!” ”横柄かっ!” ・・・・バシッ! 本音 |
| タウポを経て、ツランギへ。 完治さんご夫妻とは、昨年来日した時から半年ぶり、太朗くんと花ちゃんとは2年ぶりの再会です。 夕食後に1号線橋下流のトンガリロ川で夕まづめ。 右画面中央のライズに拘って逃したけど、下流では今まで目にしたことが無いボイルが起こっていた。 それでも、昨日の半分だって。釣果は聞かないで〜。 |
| 一月6日 初めてのヘリ モハカ川にヘリで入ります。 道路が無いので、徒歩なら1日(私なら、2日 いや、3日)のポイントに15分程度の飛行で入ります。 防音用のヘッドホンを装着すると、フンワリと浮き上がります。 飛行機のようなGが加わりませんから、予想に反して恐怖心がありません。 牧場を離れて、山を越え、やがて、眼下に流れが見えてきます。 本当に降りる場所があるの? スーット降りて、着陸したのは猫の額ほどの中州。大したもんだ。 ヘリを見送り、完治さんを先頭にして上流に向かいます。 早速、完治さんが鱒を見つけます。私は相変わらず、場所を告げられても解りません。 じーっと見ていて、尾が揺れるのを見てようやく認知しますが、何度と無く深みへと消えていきます。 |
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| 突然、”ストップ!!” ”エッ!” 驚いて、横に振り向いた途端。 ”動くなー!” 指示が飛びます。 バシッ!っと石のように固まって 心の叫び; ”あの〜、 横に向いたこのままでは魚がいる前方が 見えないのですが〜” おそる恐る、首をゆっくり回します。 結果、鱒は深みへと去って行きます・・・ふううっ。 また完治さんは上流の鱒を探して上っていきます。 私はもたもたとついていきます。 ここの鱒は全くシビアーです。 |
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この時の状況を、帰還後の反省会で完治さんに指摘されました。 ”帽子が目立ち過ぎるんじゃないの” ”アイボリーで地味だと思うのですが” ”そうではなくて光の反射が強い・・・” そっかー、彩度ではなく明度が高い。 モノトーンに画像を変えて見ると、私の帽子だけ明るく目立ち過ぎ。 それに比べて、完治さんの帽子は目立たない。背景の色にも溶け込んでいて、しかも、緑は落ち着かせる色。 |
| 緑が好きなんだとばっかり思っていたら、計算され尽くされた色だったのですね。 ありゃ? そうしてみると私のベストも白い。 決して目立ちたがり屋じゃないんですけど、ちょっと思い込みが強く、記憶力が弱いだけなんですが。 何度か繰り返した後、完治さんは突き出た岩の上に乗って、指笛を吹き出した。 鮮やかな音色ではないが、呪文のような節をつけて、 そうだ! 著書の”巨鱒”の中で、故西山徹さんを案内したときの逸話として描いていたな〜。 西山さんが”一尾一尾の魚に名前がついているんじゃないの”・・・と。 読み返してみれば、正にこの川だ。 だとすれば、魚に呼びかけていたに違いない。 ”一淵、二淵、三・・・達よ〜 出てきておくれ〜” ”今日の同行者は、相当なヘボだから〜” ”お前達を痛い目に合わすことは絶対ないのだから〜” ”姿だけ見せてやれば、それで満足して帰ると思うよ〜 ヒュー ヒュー ♪ ” 鱒笛だ! |
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ことごとく蹴散らしてしまったので、”上流に偵察に行ってくるまで、ここで、ブラインドでやってみて下さい。” と言われて流した一投目に来ました。 ジャンプ、ジャンプで元気です。 |
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![]() #1さんも同じ場所でヒット |
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| 実は、昼食をしたこの場所の目の前のプールには鱒笛で呼んだ3本の茶鱒が待機していました。 すでに完治さんが確認済みでの昼食です。 一旦、崖をよじ登り上流に出て、巻き返しをクルージングしている1尾を狙います。 流れの細い分流に入り接近したのをやり過ごし、離れて行ったときに薮から出て、畳み岩の上に移り、伏せて待ちます。しかし、この時には既にこちらに向かって来ているので、そのまま身動ぎもせず待機。 分流に入って来た鱒は、わずか眼前1mで大きく口を開けて、パクリ。 悠然と回遊していきます。 ”なに喰った?” 、 ”良くわからんがチッチャイ!” ”んじゃ、アントで行きましょう。” 次に回遊してきたときにキャストして、茶鱒はそれを見つけてゆっくり付いて来る。 ”くえっ!くえー、クエ〜” あと5cmほどで見切った。 |
| しばらく、岩に伏してへばりつき、Flyをとっかえひっかえ、足が痺れても粘ったが、それ以後、追うことは無かった。 この川の釣り方はあくまでも、サイトーフィッシング。背鰭が出るくらいの浅場にいる鱒を見つけて、前方50cmのピンポイント攻撃。 近くても、遠くてもだめ。(ダーツで言うなら、ど真ん中のポイント) 普段、小手先だけの4番ロッドで釣っている私が、いきなり、ぶっつけ本番で7番ロッドを振って、釣れる程甘くない。 ”巨鱒”を読み返したら、はっきり、その難しさが書いてあった。 どうやら私は ”スポーツ・フィッシング” の定義を間違っていたようです。 ・釣った魚を逃がし、川原を歩き回るスポーツと。 ところが、ここの釣りは、的を狙う競技そのものではありませんか。 アーチェリー、クレー射撃、ボーリング、ゴルフ。 何メートル離れてキャストしなければならないって決まりは無いけれど、近づけば、鱒は逃げていく。それがルール。 ゴルフに例えれば、9番アイアンとパターで廻る、ショートコースで、多少スコアーが上がってきたからって、ドライバーの練習もせずに本コースに出たようなもんです。シャンクしてOB。 |
| モハカ川の流れは里川のような流れ。 そういえば、オークランドから車で走っていても、急激な高低差は無く、ゆったりとした起伏が続いていて、トンネルが一つもなかった。 流れは澄んでいて、勿論、人口の構造物などない。過去に何処まで増水したかが判る、枝に引っかかったビニール袋も無い。 googleのmapで衛星写真と地図の重ね合わせを拡大してみたら、良くわかる。 ところで、海から始めて、川に沿ってたどって上って観ても、ここには湖が無い。 何処で、あの巨大な鱒が育つのでしょうか?海に出るのでしょうか? スチール・ヘッド? 自然の中にどっぷり浸かって、たっぷり、刺激も受けてきました。 |
また、来れるでしょうか? |
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疲れはてて、夕まづめに行こうともせず、”飲みましょう”ってことで、反省会。 キャストが前のめりになって、後ろに溜めが無い って。 #1さんにも、ファルス・キャストはそこそこなのに、シュートで生かされてないって。 タメが無くて、ダメって事か〜。 確かに、大物を目の前にして、気持ちが前に・・・ 酔った勢いで、あの幻のパーミットを釣ったカニ・Flyを強奪・・・ そうです、FF1月号の記事に出てくるあの蟹。 |
一月7日 タラタウ湖 ボートで対岸のポイントに入り、再上陸して |
牧場内の湖 ゲートを開けて |
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昨夜の宴会で、”ちょっと、バンブーを貸してみて” って完治さんに言われた。 庭で振って見て、御批評をいただけるのかと思っていたら、ここに持ってきて、いきなり釣り上げていた。 その後も使い続けて・・・ ちょっと、アクションに問題有りと感じて、初日で使うのをやめたバンブーです。 完治さんはここでも、サイト・フィッシングで見つけた鱒を端から仕留めていきます。 昨日の鬱憤を晴らすがごとく。 実は、昨日のへり・フィッシングでは見つけることに専念して一度もロッドを振っていませんでした。 ・・・・m(_ _)m |
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昨日とは打って変わって、湖でのストリーマー釣りです。ポイントに入った#1さんも、次々と釣り上げて行きます。 しかも、私の面倒を見ながら。 |
#1さんも・・・巨虹だ〜! |
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| 私も、次から次へと3本。上下逆さで計ったメジャー。 ”なななんと!74cm”・・・ #1さんは ”逆さ!さかさ” って突っ込みます。 そっとしておいてくれたら、私は今でも74cmと思っていたのに〜! ここでも、ラインの選定を間違えました。タウポ湖用のシンキング・タイプ4しか持って来なかったのです。浅いここでは、リトリーブで藻がからみます。 3時過、タウポでボート上からの釣りに話しが決まり、移動。 釣ったのは、完治さんの一本。 7時過ぎに終了。 完治さんと2日間の釣行も、これで終わりました。 |
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完治さんの努力に報いる事が出来なかったことが、心残りですが、大変、楽しく、刺激的な2日間でした。 御忙しいのに、時間を作って頂き、有り難うございました。 |
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| 一月8日 (釣行最終日) オタマンガカウ湖 〜 オークランド |
早朝、完治さん一家とお別れの挨拶をして、 オークランドに戻る途中で茶鱒とめぐり会える最後のチャンスに挑むが、晴天が続いた天気も、この日は曇り空。 さらに、さざ波も立って鱒を見つけにくい状況。 対岸近くの島に上陸して探して見たり、ブラインドでキャストをしてみるが、あたりはまったく無い。 年末の偵察では爆釣したポイントだそうだが。 ライズが全く無いわけではないのだが、常に遠くでライズする。 しかもマルタで叩いたような大きなライズ。 ボートで移動しても、状況は変わらない。 ぽつぽつと湖の中心辺りでもライズするが・・・ 湖にはタニシが浮いていたりして、もしかして、これにライズしているのか? タイムリミットのPM1:00で終わりになりました。 #1さんはクリスマス休暇の一週間を掛けて、北島全土のポイント探しをして頂いたそうです。 ご苦労に報いる事が出来ず申し訳ありませんでした。 何も判らずに出したブラウンのリクエストは、私にとって、技術的にかなり高いハードルだったようです。 もう、”あいつとは一緒に行かない” と思われない事を願うばかりです。 |
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完治さんご一家には、お忙しい中、お付き合いいただきまして、有り難うございました。 #1さんご一家、小○さんご夫妻。 皆様、大変お世話になりました。 ありがとうございました。 一月9日 帰国いたしました。
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お勧め、お土産 |
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| ← ツランギの白ワイン 非常に飲みやすく 美味い。 タウポのワインセラーで売っている。 オークランドのスーパでは見つからなかった |
完治さん宅でご馳走になったカマンベール |