名古屋YWCA学院日本語学校
NAGOYA YWCA SCHOOL OF JAPANESE LANGUAGE
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 みんなの広場

 
 名古屋YWCA学院日本語学校で勉強している学生達のページです。

 素晴らしい作品をどんどんご紹介していきます。



 スピーチに挑戦! 



2011年7月15日に行われた日本語本科コースのスピーチコンテストで、
各クラスの最優秀賞・優秀賞を受賞した学生のスピーチをご紹介します。

JⅠ・JⅠ’は初級レベル(11年4月入学)、JⅡは中級レベル(10年10月
入学)、JⅢは中上級レベル(10年4月入学)の学生です。

音符マークをクリックしてお聞き下さい。


  JⅠ  蘭  麗  (中 国)


  JⅠ  ミュリエル・コモノ (コートジボアール)


  JⅠ’  アントニオ・ジザウディナ (アンゴラ)


  JⅠ’  シェンディ・カニシウス・クンタック (インドネシア)


  JⅡ   ミンドッグ・エミリー・クリスティン (フィリピン)


  JⅡ
   殷  君 倩  (中 国)                          
 

  JⅢ 
 鄭  修 卿  (韓 国)                                         

 


        



 短歌に挑戦!  



              エレナ・バルラモバ (ロシア)

 世界の数え切れない女性の中で 私見つけた君 待っていた私



              金 玟廷 (韓国)

 友達との楽しい時間過ぎ去った 日本語学校あふれる字の山



              川上 ナタリア (ペルー)

 君去って夜明けなんかない 君去って雨も雪もない 君がいないと



              ユーン・ホン・ブォン (ベトナム)

 ふるさとはどこへ行っても忘れない お袋の味 あたたかい愛



              松浦 琴 (中国)

 「またほしいの?」主人に聞かれる 好きな服また見つけたことなんで知ってる



              具 宇晟 (韓国)
  

 夜九時にお風呂に入って振り返る 今日の出来事にっこりとして
 
 やってくる次々来るぞスピーチが ネタもなくなりやる気も失せて
 
 くるくると寿司がどんどんやってくる 取ろうとしたら他に奪われ





 詩に挑戦!   




 『小さい草』

             尚  麗 潔 (中国)

 花ほど香らない

 木ほど高くない

 私はみんなが知らない小さな草です

 みんなが足で踏んでいる小さい草です

 悲しくない 寂しくない

 私のともだちはどこにもいます

 春になると 新しい生命が生まれるし

 山や 川や 大地などがうまれかわるし

 私はのんきな小さい草です

 私は楽しい小さな草です

 私は幸せな小さな草です








 『おじいさん』

             ナタリア・メディナ・カワカミ (ペルー)


 わたしのおじいさんは いちばんいいおじいさん
 国ですんでいた家を たてました
 そのころから いっしょにすんでました

 毎日 私といとこと あそんでました
 おじいさんは いつもわらわせて
 一度も しかられたことがない
 いいおじいさんです

 ちょっとまえから けんこうがわるくなってきました
 おじいさんは 「もうすぐ ここにいなくなります
 いなくなっても 泣かないでください」といいます

 私は日本にいるけど
 たとえいっしょにいなくても はなれていません




   



 『木の四季』

             徐  勤 (中国)

 春先
 新緑に着飾って
 花の冠をかぶっている君は
 大地にきれいな姿を添えている
 蝶々がひらひらと舞っている
 君の周りに

 真夏
 腕を広げて
 太陽を遮っている君は
 大地に涼しさを贈っている
 子供たちが楽しく遊んでいる
 君の懐に

 錦秋
 芳しい息吹を放っている君は
 大地に一番甘美な果実を捧げ出して
 褒められて照れていて
 顔が真っ赤になった

 厳冬
 雪に包まれている君は
 黙々だが粘り強くまっすぐに立っている
 きっと
 新しい生命を孕んでいる
 君の体に・・・


    






 『知りたいこと』

              ティダポーン (タイ)

 砂は海で 何を 考える?

 知りたい

 月は宇宙で 何を 考える?

 知りたい

 星は空で 何を 考える?

 知りたい

 あなたも わたしの 何を 考える?

 知りたい 知りたい







                  学生達の詩をもっと読みたい方はこちらのページへ 



 作文に挑戦!





 『本科コース卒業式 卒業生答辞』


 みなさんこんにちは!今日は、そつぎょうしきです。やっとクラスが終わったと
 思って、ホッとして喜んでいる人も、さびしいと思っている人もいるでしょう。でも、
 今日は私たちが自分の夢や道にむかってスタートする日です。

 初めて日本に来たとき、私は日本で生活して、日本人の友だちを作るのに、日
 本語がぜったいにひつようだとつよくかんじました。ですから、きょねんの4月か
 らYWCA日本語学校に通い始めました。はじめは、不安ときたいでいっぱいで
 した。日本語を読むこと書くことだけでなく、話すこともできませんでした。小さ
 い子供と同じでした。先生はきびしいかな、じゅぎょうを休んだらおこられるかな、
 テストでわるい点を取ったらどうしようと、いろいろなことが心配でした。

 学校に通い始めると、たしかに勉強はむずかしかったです。朝早くおきなければ
 ならないし、テストは毎日あったし、文法はだんだんむずかしくなりました。漢字
 の形は絵やデザインのように感じました。だれが、何のために漢字を考えたのか
 と思いました。外国人をこまらせるためかもと思ったこともあります。

 しかし、だんだん何を言っているかわかるようになりました。漢字もりかいできるよ
 うになって、母国語をわすれてしまうぐらい、日本語の読むこと、かくこと、話すこ
 とがみじかなものになりました。とてもびっくりしました。

 新しいことを学ぶのは、難しいですが、面白いです。とちゅうで立ち止まらないで、
 こんなんにまけずに、いよく、きぼう、かんしんをずっと持ち続けることが大事だと
 思います。4月からもYWCAのJ1、J2、別科で勉強を続ける人もいるし、卒業して、
 自分の道に進む人もいます。みんなどこにいてもがんばりましょう!

 YWCAの先生がた、がまんして教えてくださったどりょくにかんしゃします。私たち
 は先生がたの子供です。今日、そつぎょうしきですから、さびしい気持ちでいらっ
 しゃるのではないでしょうか。

 私たちは、先生やクラスメートにはげましてもらいながら、とても楽しくしんけんに
 勉強したことを思い出します。私もクラスメートのみんなも、もう1年、先生がたと
 クラスメートといっしょに勉強するために、期末テストをわざとごうかくしないように
 しようかと考えたことがあります。けれども、先生がたの教え方がよかったので、
 全員テストにごうかくしました。ざんねーんでした。

 クラスメートのみなさん、はなればなれになっても、先生、友だち、そしてこの学校
 を忘れないで下さい!私たちは、お互いに、人生のいちぶになりました。
 さいごに、いつもサポートしてくれた家族に感謝します。

 ありがとうございました。


                      2012年3月16日
                              
                         卒業生総代 Matsudzaki Yulia (ロシア)



        ※Matsuzaki さんの答辞は音声でも聞いていただけます。 








 『本科コース卒業式 卒業生答辞』


  卒業生を代表してこの場に立つことになり、どんな話をしたらいいのか、しばらく
 悩みました。去年の4月に入学してから今までのことを振り返っていたら、心が暖
 かくなってきました。

  何年か前に私の人生が3日しか残っていなかったらというテーマでお祈りをした
 ことがありました。その時体験したのは、人生の最後に残るのは愛だけだというこ
 とでした。卒業を目の前に過ぎた時間を振り返ると“感謝”と“愛”が胸いっぱいに
 広がりました。

  私たちがここ、最高の日本語学校、YWCAで勉強してきたのは偶然でもなく当た
 り前のことでもありません。一緒に勉強してきたクラスメート、いつも忍耐を持って、
 たどたどしい私たちの文が終わるまで待ってくださった先生がた、私たちの学校生
 活が不便にならないように、常にうしろから見守ってくださった事務所のスタッフの
 かたがた・・・。ここで過ぎた時間はみなさんがいて、幸せな学校生活になりました。

  私たちがここで勉強したのは日本語だけではありませんでした。日本語を勉強し
 ながら文の中の日本の文化や考え方、日本人が持っている人生哲学などが理解
 できるようになりました。遠足と裁判所と徳川美術館への見学も学校の生活をもっ
 と楽しくしてくれました。いつもたっぷりある宿題、書きたくないと思いながら書き出
 した作文など、すべてが思い出です。母国語でも考えてみなかったことを作文を通
 して真剣に考えてみる時間もあり、私の考え方も広くなった気がします。

  何よりも、自分も知らないうちに、ニュースで流れてくる内容が少しずつわかるよ
 うになったことに気付いた時、読める漢字が増えてきたとハット気づいた時の感激
 は忘れられません。日本語が少しずつわかり始め、こちらの人々と少しずつ親しく
 なり、ますます近くなるような気がしました。言語は国籍を越えて人々を一つにして
 くれると思います。新しい言語を勉強するのは苦労ではなく、またすべての人々に
 与えられることでもありません。外国語の勉強ができるこの機会を特別なプレゼント
 と思うと喜びが胸に満ちてきます。

  今日私たちはこの日本語学校を卒業しますが、日本語は私たちと人々を結んで
 くれるツールになってくれると信じています。私たちが勉強している日本語はただ
 進学のための手段ではありません。就職のための手段でもありません。それは私
 たちの生活を豊かにしてくれる、私たちを成長させてくれるというもっと大きな意味
 があります。

  過去を振り返り、ここで勉強できてよかったと思います。この学校の生活は本当
 に幸せだったと言えます。J1、J2のみなさん、皆さんも学校の生活が幸せな時間
 になるようがんばってください。勉強はたのしいですよ。私ももっと自然な日本語が
 話せるようにがんばります。

  最後に校長先生とすべての先生方、事務所のスタッフの皆さんに感謝します。
 先生心配しないでください。私たちは先生方のきびしさはもうわすれてしまいまし
 た。でもそのうしろにあるやさしさと愛は、私たちの心の中でいつまでも生きてい
 ます。

  ありがとうございました。


                            2011年9月29日

                              卒業生総代  姜 鮮美 (韓国)


             ※姜さんの答辞は音声でも聞いていただけます。 








 『大切なもの』

               叶  志浩 (中国)


  「私が大切にしているもの」についてお話ししたいと思います。それはセーター
 です。お母さんの手作りの灰色のセーターです。
  このセーターは店で買ったのほどすばらしくありません。でも私にとって世界で
 一番すばらしいセーターだと思うのはお母さんの気持ちがはいっているからです。

  私が日本へ来る二か月前に母さんは杭州より名古屋の冬が寒いという話しをき
 きました。そのあと、母さんは毎晩セーターをあみました。でも、私は全然そのこと
 に気がつきませんでした。私と母さんが一緒にくらした十八年間の間にたくさんの
 セーターをつくってくれましたが、きれいじゃなくて、あまり着ませんでした。二か
 月は速くすぎて、中国で生活するのはあと三日しかありませんでした。私が自分
 の荷物をかたづけているとき、「そんなおおい物もてないでしょう」といっても、母さ
 んはいくつもいろいろな物をはこにいれてくれました。くうこうでふりかえらないで
 出国ゲートにはいってしまいました。
  
  日本に着いたあとではこをあけて、このセーターを見ました。セーターの中に「日
 本で自分で自分のことを管理して。あいしている母より」とかいてある紙を見つけ
 ました。最初、私は心が強いですから絶対なかないと思いましたが、そのとき、な
 みだが落ちてしまいました。私はみんなにさようならといいましたが、母さんにだけ
 は忘れてしまったと後悔しました。

  名古屋は気候がだんだん寒くなってきました。このセーターを着ているとき、心
 があたたかくなりました。母が私の近くにいて私を守ってくれると感じました。今、
 私は毎日、いろいろなことをするので忙しいですが、時々、夜寝ているとき、夢の
 中で母さんがセーターをあんでいるのを見ます。



    

 



 
 

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