自衛隊の国民監視差止訴訟、言論弾圧2事件(国公法堀越・世田谷)の
裁判に勝利し、仙台筋弛緩剤冤罪事件の再審開始を一日も早く実現を
「冤罪を生まないために警察・検察の自白偏重捜査をやめさせ、
検察官手持ち証拠の全面開示、取り調べ状況の全面可視化を実現しよう。」
第43回県本部大会成功裏に終わる
10月16日、泉区総合運動場体育館

大会の開会

庄司県本部会長挨拶
大会には43名の役員、代議員が参加し、はじめに、吉田寛一、皆川国雄氏はじめこの1年に亡くなられた方々の冥福を祈って黙祷を捧げて開会しました。
議長団に三浦一次、佐藤克之さんを選出し、庄司捷彦県本部会長の主催者挨拶の後、来賓の祝辞が行われました。
来賓は次の方々です。
宮城県労連 鎌内秀穂事務局長
自由法曹団 小関眞弁護士
日本共産党 五島平県委員会書記長
国民救援会 真木小百合中央常任委員
日本共産党 横田有史県会議員
続いて17都道府県本部から寄せられたメッセージの紹介があり議事に入りました。
吉田広夫事務局長が約1時間にわたって、救援運動を巡る情勢を司法の分野での特徴や再審・冤罪事件で県本部が果たした役割など1年の取り組みを報告し、今後の重点課題として、仙台筋弛剤冤罪事件をはじめとする再審・冤罪事件、言論弾圧2事件、自衛隊の国民監視差止訴訟、救援美術展、憲法9条を守ることなど平和と民主主義を守るたたかい、司法の民主化、裁判員制度の改善、国際人権規約を生かす運動等を提案しました。引き続き決算と監査報告、予算案の提案が行われました。

吉田事務局長の報告
その後、守大助さんの両親から今後一層の支援の訴えと、阿部靖雄弁護士名誉毀損裁判の弁護人である小関眞弁護士から土橋鑑定の鑑定方法の誤りについて、草葉裕之弁護士が大島綾子さんの病態について筋弛緩は生じていなかったと、再審を展望した特別報告がありました。

両親の訴え

報告する小関弁護士

草葉弁護士の報告
午後は、約1時間、県本部庄司会長による記念講演「弁護士 布施辰治と国民救援会」があり、その中で、今再審が検討されている竹内景助氏の三鷹事件と布施辰治の関わりが説明され、大きな関心を呼びました。
質疑・討論では8人の代議員が発言しました。直属の吉川龍子さんと泉支部の蘇武さんなど3人が筋弛緩剤冤罪事件について、太白支部の熊野稔さんはじめ5人がが支部活動について、成果や弱点、克服しなければならない問題点について発言しました。熊野さんは名張の現地調査に参加して学習会を開いたこと、支部ニュースの発行体制をつくり、有権者比0.1%を目指したい。泉・富谷支部の高平さんは世話人会を定例化して会費未納対策で成果を上げていること、国民救援会とは何ぞやと規約と綱領の学習会を行いニュース発行も定例化している。気仙沼支部の遠藤さんは自分で畳一畳の大きさの立て看板を作って宣伝していると報告しました。

発言する蘇武代議員
その後、報告提案事項について裁決が行われ、いずれも満場一致で承認されました。
大会決議案が承認された後、12項目の決議とスローガンが確認され、その後、全国大会で会員拡大で表彰された会員に対する表彰の伝達が庄司会長から行われました。

会員拡大で表彰を受ける吉川龍子さん
役員改選は、常任委員会から推薦された以外立候補者はなく、全員が承認されました。
大会の最後は、鹿又副会長の閉会挨拶と団結がんばろうの三唱で、午後3時40分、成功裏に終了しました。
なお、閉会後同会場で、ささやかな懇親会が行われ、全員の自己紹介と意見の交換を行い親睦を深めました。
(宮野記)
大会で選出された役員
| 役 職 | 氏 名 | 所 属 | |
| 会 長 | 庄司捷彦 | (再) | 自由法曹団・弁護士 |
| 副 会 長 | 佐藤正明 | (再) | 自由法曹団・弁護士 |
| 秋田泰治 | (新) | 宮城県労連 | |
| 鹿又輝男 | (再) | 仙南支部 | |
| 堤 智子 | (再) | 直属 | |
| 事務局長 | 吉田広夫 | (再) | 直属・専従 |
| 々 次長 | 熊谷郁夫 | (再) | 仙南支部 |
| 三浦一次 | (再) | 直属 | |
| 宮野賢一 | (再) | 太白支部 | |
| 常任委員 | 阿部礼子 | (再) | 宮城民医連 |
| 荒川節子 | (再) | 泉・冨谷支部 | |
| 伊藤貞夫 | (再) | 宮商連 | |
| 伊藤俊治 | (新) | 日本共産党宮城県委員会 | |
| 熊野 稔 | (再) | 太白支部 | |
| 斉藤規夫 | (再) | 塩釜支部 | |
| 斉藤定夫 | (再) | 石巻支部 | |
| 桜井達郎 | (再) | 宮城高教組 | |
| 佐藤克児 | (再) | 大崎支部 | |
| 佐藤克之 | (再) | 日本共産党仙台東地区委員会 | |
| 佐藤光男 | (再) | 青葉支部 | |
| 志賀保信 | (再) | 宮城国公共闘会議 | |
| 杉本正勝 | (再) | 宮城一般 | |
| 会計監査 | 小池太二 | (新) | 仙台民商 |
| 郷古格治 | (再) | 太白支部 |
| 中央委員は第55回全国大会で選出されました |
| 中央委員 | 熊谷郁夫 | (再) | 仙南支部 |
| 志賀保信 | (再) | 宮城国公共闘会議 |
大会にメッセージを寄せられた17都道府県名(順不同)
北海道本部 東京都本部 滋賀県本部 兵庫県本部
山形県本部 神奈川県本部 岐阜県本部 広島県本部
千葉県本部 静岡県本部 京都府本部 福岡県本部
埼玉県本部 愛知県本部 大阪府本部 佐賀県本部
仙台筋弛緩剤えん罪事件に関する決議を寄せられた府県名
京都府本部
大阪府本部
静岡県本部
大 会 決 議
昨年の総選挙では、自公政権がすすめた構造改革路線に対して国民が厳しい審判を下し、政治の根本的転換への期待を受けて民主党を中心とした連立政権が発足しました。
しかし、いくつかの課題は前進したものの、後期高齢者医療制度廃止など国民の切実な要求の先延ばしや後退、法人税減税と引き替えに消費税10パーセントアップなど大企業優先政策や国民の多様な声を代弁する国会の比例定数の削減、沖縄県民の悲願である普天間基地の海外移設、撤去などの課題では自公政権へ逆戻りするなど米国への追従を深めて7月の参院選挙では国民の大きな批判を受けました。
宮城県ではこの一年間、自衛隊情報保全隊監視差し止め訴訟をはじめ、憲法改悪に反対して九条を守る会が広範に組織されるなど大きく広がりました。また、言論・表現の自由を守る課題として葛飾ビラ配布弾圧事件、国公法弾圧堀越事件、世田谷国公法弾圧事件の勝利のための運動も前進してきました。ビラ配布に対する不当弾圧は、憲法が保障する自由であるべき国民の言論、表現に対する弾圧であり、絶対に見過ごすことは出来ません。
さらに、栃木足利事件の再審無罪、布川事件の再審開始など人権を守り冤罪をなくす運動も前進してきました。映画いのちの山河や弁護士布施辰治の上映活動も取り組まれてきました。
そしてこれらの活動が土台となって、県本部が企画した旧沢内村を訪ねた民主主義のルーツを訪ねる旅は大きな成功を得ました。
これらの活動の前進に確信を持ちつつ、引き続いて一層の前進を切り開くための奮闘が今求められております。特に、切迫している国公法弾圧堀越事件、世田谷国公法弾圧事件の言論弾圧事件は必ず勝利させなければなりません。
裁判員制度が導入されて一年が過ぎましたが、民主的で公正な司法の実現をめざし、国民の司法参加への出発点となる真の裁判員制度の実現に向けて更に努力していく必要があります。 今、郵便不正事件を巡って、厚生労働省元局長村木厚子さんを有罪に持ち込むため大阪地検が証拠のフロッピーを改ざんし、証拠ねつ造を謀ったとして、検察の「自白」偏重の違法な取り調べに国民の批判が集中しています。今こそ冤罪判決をなくしていくために自白偏重の捜査と裁判を正すために、検察官手持ち証拠の全面開示、公判準備のための十分な期間保障、取り調べ状況の録音・録画による可視化などの諸課題を実現するために引き続き全力をあげます。
えん罪事件である布川事件の再審無罪を一日も早く実現し、名張毒ブドー酒事件の再審に向け力を尽くすとともに、宮城県内の冤罪事件である「仙台筋弛緩剤冤罪事件」の再審請求に向けた準備を加速させなければなりません。
これらの課題を前進させる保障として、県内に一千三百名の強大な国民救援会を確立するために、私たちは憲法九条を掲げ、平和と民主主義、格差解消、生活を守る県民各層のたたかいに連帯して活動していくことを決議します。
2010年10月16日
日本国民救援会第43回宮城県本部大会
採択された決議(順不同)
国公法弾圧2事件(堀越事件、世田谷事件)を大法廷に回付し、
違憲無罪判決を出すこと、並びに古田佑紀裁判官の回避を要請する決議
布川事件・桜井昌司さん杉山卓男さんの
早期無罪判決と誤判原因糾明を求める決議
名張毒ぶどう酒事件の再審開始決定に対する異議申立の取下げ
奥西勝さんの身柄釈放・未提出証拠の全面開示を求める決議
名張毒ぶどう酒事件の再審開始、奥西勝さんの身柄釈放、
検察官未提出証拠の全面開示命令を求める決議
自衛隊による国民監視をやめさせ、関係者の証人尋問を行い、
裁判の公正な判決を要請する決議
科学と医学を無視した仙台筋弛緩剤冤罪事件の原判決の誤りを正し、
一日も早い再審を実現するための決議
特別決議
衆参両院議員の定数削減に反対し自由な選挙の実現を求める決議
特別決議
司法修習生に対する給費(給与)の支給継続を求める要請決議
鹿児島 冤罪・大崎事件の一日も早い再審開始を求める決議
冤罪・日野町事件の再審開始を求める決議
大阪地検特捜部証拠改ざん事件を契機として
検察の違法・不当な捜査・立証を容認してきた裁判所の責任を明らかにし、冤罪事件の救済を
大阪地検特捜部証拠改ざん事件を契機として
証拠改ざんや証拠隠しなど、冤罪を生む捜査・立証が行われていないか、
徹底検証を求める要請書