平成20年8月〜新ページ ♪♪♪

 

  池之小町  俳句 の部屋にようこそ!!

 自己紹介    
       当『池内光之助のホームページ』を 管理*作成しています 池之小町 で〜す
       俳句作りに精出してからの10年を記念して 拙句ながらも披露させていただきます。
 俳 歴   
       平成  9年    俳句結社 「南風」入会
       平成 17年度   南風新人賞 受賞 「風花集」同人になる
       平成 18年    俳人協会会員
       平成 19年度   南風賞 受賞 「雪月集」同人になり現在に至る
 師 系   

 

 〈馬酔木〉水原秋桜子 → 山口草堂 → 鷲谷七菜子 → 山上樹実雄(現、南風代表。本年で創刊75周年)

     *失礼ながら敬称略にて           

  

 冬 の 俳 句 

平成20年作
鬼の山雪折れ竹が径はばみ
雪月夜人にやあらむ足跡が
寒満月透きてかの夜が見とほしに
右すこし大き手袋編みあがる
ふくろふもたぬきも撫でて年の市
大阪は梅田とも云ひ関東煮
大年や本のなかより請求書
三鬼ならトンビのなかに花束を
トランプの手のうちが見えクリスマス
哲学の椅子に着ぶくれゐたりけり
薬医門仰ぎて解きぬ懐手
似て非なる猫の顔みな冬日向
冬もみぢ媼の声のよくとほり
老いらくの恋かや銀杏落葉ふむ
平成19年作
小春日やひらけばみんな玉子焼
けいこ場の「翁」一幅淑気満つ
だんまりを決めこみゐしが大嚔
三寒の四温や母の紬着む
雪を来て高野に眩し朱の柱
ひそやかに熾る菊炭逸翁忌
ふところに鯛焼のあり「早よ帰ろ」
賀状書くかの世に住所あらまほし
一斉に木霊がおとす枯葉かな
「どんぐり広場」落葉広場となりにけり
晩婚にかがやくひとと薬喰
縁側の日だまり猫に毛糸玉
託つとも人は変らじ寒の菊
埋火や古傷ひとにもらすまじ
萱の御所笹子はさみし鳴けばなほ
美男葛むかしをとことおぼめかし
平成18年作
気短かが辛味大根蕎麦すする
別火終へ神になりきる能始
源氏絵の髪はゆたかに初暦
来し方は一顧だにせず薬喰
世過ぎふと憂し福飴に口よごし
湯豆腐やかたはらにゐてとほきひと
年ゆくや骨を納さむに膝折りて
毀つこと決めたる店の古暦
名物は人情女将と煮凝と
隠すより現らはる白髪虎落笛
声かけて父に焼べたす年湯かな
後にも眼がいりさうな隙間風
胸に骨壷霧射るやうに夜行バス
息白く謡「江口」を手向けたり
耳聡く臥して通夜の貸しぶとん
平成17年作
はりついて全き冬の星座かな
口あかぬ能面に声憂国忌
太箸や上座下座にへだてなく
がむしゃらに生きて恵方を見失ふ
風花や柩車が角をまがるまで
靴下の口ゆったりとクリスマス
こがらしや砂が渦まく分譲地
くらわんか餅をくらはば冬ぬくし
朝寒の顔をたたいて洗いけり
一葉忌壁いちまいに人の声
平成16年作
襟巻をはづして覗く豹の檻
焼藷とわかる新聞包みかな
寒の鯵釣る一瞬の青びかり
天狼や森に荒びし息こもる
白障子天寿の顔のかく美しき
着膨れて上目遣ひになつてをり
毛糸ほどく大玉小玉ころがせて
熱弁の老僧いよよ水洟

 

T O P