すべて夢さ
すべて夢だ
旋風の様に泣く
あてどないほころびだらけの夢だ
明らかな憧れだったかい、お前自身を嘘にしなくて済みそうな
常套句を並べ立てたような確かな感触だったかい?
消えちまったんだろう、羽虫のため息のように
誰にも聞こえない速度で
誰にも認識出来ない一瞬で

時を無駄に刻め、果てなくうつろいゆく時計
不定形な文字が空を這う路地裏
密かに刻まれたうわごとのいくつか
物陰の泉に触れた稀有な意思
誰かの掌を待っている扉
幾度か確かめられるとりとめも無い記憶
誰かがしきたりを越えようとしている
別に引止めやしない
残り時間が気になるんなら
胸を裂いて真相を取り出して見せなよ
誰もスタイルなんか確立させちゃいない
羽虫のため息のように俺達は死んでしまうのみさ

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