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関東平野での温泉開発について
−関東平野における温泉の特徴−
●「化石水」起源の温泉
 湧出する温泉の成分はナトリウム−塩化物泉(食塩泉)、pH値も中性〜弱アルカリ性となっており、太古の海水を起源とする「化石水」型温泉が特徴で含有成分に富む。
 温泉水の色は、無色透明〜褐色など様々であるが、温泉水に含まれる有機物などの成分により変化するものと考えられる。
●湧出母岩

 約1600万年前〜1万年前(新第三紀中新世中期〜第四紀更新世)に海底で堆積した泥岩・砂岩・礫岩層中(地質学的には下位より三浦層群、上総層群およびそれら相当層と呼ばれています)から湧出。
 近年は海岸部の表層(沖積層内)地下水が現在の海水の浸入を受け「塩水」化している事例もある。

●湧出温度

 地温上昇率(地下100m毎に何度上昇するか)は地層により変わるが、約1.2℃〜3.5℃/100mで地下1000mでの地温は、35℃±5℃程度となっている。
 したがって、掘削深度1300〜1700mの掘削により35℃〜45℃(地上部)の温泉が湧出(一般の入浴温度は38℃〜42℃)。

−近年の首都圏内での温泉開発について、 当社が施工した事例のご紹介−
温泉位置図 左図は当社が掘削した温泉井の位置図、下図はその模式断面図です。

いずれの温泉井も湧出母岩は、上総層群(あるいはその下位の三浦層群)で、その掘削深度は1,300〜1,600mとなっています。

これらの温泉の泉質は、ほとんど食塩泉タイプであることから、全て化石海水起源の温泉であると推定されます。
模式断面図
No 温泉地 泉温(℃) 湧出量(LPM) pH 泉 質
1 埼玉県北本市 38.4 --- 8.6 食塩泉
2 千葉県野田市 40.0 250 7.25 食塩泉
(3) 埼玉県越谷市 42.8 1078 7.39 食塩泉
4 埼玉県草加市 46.9 3910 6.4 食塩泉
(5) 埼玉県吉川市 47.4 1200 7.39 強食塩泉
6 東京都日野市 45.3 470 --- 食塩泉
7 東京都八王子市 42.0 220 7.8 含重曹食塩泉
(8) 神奈川県横浜市 42.3 124 7.7 食塩泉
(9) 千葉県柏市 45.7 400 7.56 強食塩泉
(10) 東京都小平市 34.8 210 --- ---
(数字):当社で掘削
−温泉開発の可能性(温泉は足下に眠っているか?)−
掘削工事現場

 関東平野での温泉の可能性は、三浦層、上総層群(およびそれら相当層)の層厚が1000m以上ある地点においてはかなりの確率で掘削により温泉が湧出する可能性があると考えられます。

 ある地域では「温泉水の上に関東平野が浮かんでいる」と表現出来るほど優勢な温泉水が湧出しているところもあります。

なお、温泉湧出の可能性など詳細については、当社までご連絡ください!
<温泉開発のコンテンツ>
温泉開発の流れ 関東平野での温泉開発
コンベクトシステム 温泉井掘削の実績
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